
南区は6個の大学と釜山文化会館、釜山市立博物館、区立図書館などの大型文化施設と、また世界に一つだけのUN記念公園、天恵の景観を誇る釜山の象徴である五六島などを初め、二妓台、神仙台、白雲浦と共に、伝統美と現代美が織り成す東明仏院などなどの文化観光資源が豊富で多様なところで、新千年の釜山文化の聖地であり、釜山観光の先駆けと脚光を浴びている里である。そして開発の潜在力を十分に備えた町でもある。主な文化行事は区で主催する五六島祭り、月見祭りと、教育庁主催の五六島文化祭などがある。特に五六島祭りは6.25参戦国の参戦勇士とその家族たちが参加する国際的な祭りとして定着している。

既存南区文化芸術祭を拡大発展させた文化祭で今年6回目(通算11回目)になる祭りで、UN記念公園と釜山文化会館を中心に開かれている総合文化芸術祭の性格を帯びている。新千年準備委員会と韓国観光公社、地域言論社などが支援して釜山南区庁が主催し、祝祭推進委員会が主管する行事で毎年10月24日UN DAYを前後に4~5日間開催され、記念式、聖火点灯、区民合同伝統婚礼、開幕式、五六島家族音楽祭、民俗競演、青少年ダンス競演大会、学生弁論大会、展示会、音楽会、演劇公演などが多彩に催される。1999年10月、二妓台の海辺の岩の上に恐竜の足跡を発見した事を記念し、文化祭を制定して始めて開催した。恐竜の足跡踏査、祈願短冊飾り、祈願文朗読、どんど焼き、伝統舞踊、祝賀公演、花火、恐竜模型とパネル展示などの内容で、陰暦小正月に開かれる。

南区の文化芸術団体は学校を中心に極めて活発に活動しており、いろいろなジャンルにわたってとても多様に構成されているが、公演者登録業務の廃止でだんだんその実態を把握するのが難しくなっている。現在南区内で活動している団体は南区文化芸術連合会所属で、音楽人会、美術人会、演劇人会、文人会、民俗会、書道人会、写真会、花芸術会、弁論会などがあり釜山文化会館内に市立芸術団所属で交響楽団、劇団、舞踊団、国楽管弦楽団、合唱団及び少年少女合唱団などが活動している。

地域言論機関としてはドンナンケーブルビジョンをはじめ、ジュンアン、テヤン、ボソン、ヒョンデなど5個の有線放送局があり、地域のニュース報道新聞に、区庁で月1回発行する釜山南区新聞がある。

地域内の文化芸術専門教育機関としては1994年3月に設立された釜山文化芸術大学がある。文芸創作科、演劇映画科、舞踊科、産業デザイン学科などが設置されており、2年制の学部である。そして慶星大学の芸術大学部には音楽、美術、演劇、舞踊学科などの学科があって専門の芸術人を養成している。

授賞制度は文学を中心に、釜山地域の文人を対象に授賞するウボン文学賞と、イチュホン児童文学賞がある。その以外の授賞制度は把握されていないが、区で運営する作品公募展が毎年1回ずつ美術、書道、写真を中心に1995年から続いている。しかし全体的にみれば授賞制度は多少貧弱なのが実情である。

文化の町 南区とゆかりがある有名な芸術人は、市立芸術団所属と大学の講壇に立つ方が大部分で、全国的に名声のある方の何人かを紹介すれば下記のとおりである。
カンナンチュ : 詩文学、詩集、評論集多数、釜慶大総長。
キムサンナム : 児童文学「春から引いた風邪」、「山奥の子供の自動車」釜山文協副会長
ユホソク : 音楽(指揮者)、新羅大音大学長
クァクソン : 音楽(指揮者)釜山市響 指揮者

南区を素材にした芸術作品としては李殷相の「五六島」をはじめ、数多くの詩人、墨客たちの作品がある。特に釜山の関門に位置し釜山の象徴物として広く知られた五六島は、釜山を知ってる文学人であれば誰しも一度は作品の素材にするくらいに美しい神秘の島である。詩だけではなく絵や写真にも多く登場する釜山の名所である。 “五六島五つの島、もう一度見ると六つの島が/曇ったら一、二、三が、晴れると五六島/曇ったり晴れたり、幾つか知らぬ/酔って眺めれば 十、二十島/霧がある日は遠く遠く/今日は雨が降り尚更見えぬ/昔昔、ある人もその数、分からず/数え諦め 五六島と言い/家に戻ってそのまま伝える” -魯山 李殷相イオンサン「五六島」で~これ以外にも荒嶺山と二妓台、神仙台などが作品の中に登場する場合があるが、五六島に比べると知名度は低い方である。